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中部兴产株式会社

“製造小売”を実现する独自の物流体制を构筑

今年7月、エルフEVを導入した中部兴产株式会社は“製造小売業”を展開するバローグループの物流を担う物流子会社である。センターの設計から物流システムの開発、コールドチェーンシステムを確立した高度な物流センター運営まで手がける同社は、独自の物流体制を構築することで、グループの成長に貢献し続けている。
※掲载内容は2024年8月1日纸面掲载时点のものとなります

独自の物流体制によって製造小売业を支える

1969年に設立された中部兴产株式会社は、創業時から受け継がれた「人々の暮らしに豊かさをもたらしたい」というスローガンに基づき、中部エリアを中心にスーパーマーケット(321店舗)やドラッグストア(515店舗)、ホームセンター(168店舗)などを展開するバローグループ(連結子会社55社)の物流子会社である。取扱商品は、食品や医薬品をはじめ、生活雑貨、家具、レジャー用品、建築資材など多岐にわたる。

中部兴产本社、可児チルド?ドライ物流センター(岐阜市可児市)

2012~2013年には、独自の総合物流センター构想のもと、食品工场を併设した可児ドライセンター及びチルドセンター(岐阜県可児市)を开设。製造?物流?贩売までを一贯して担う“製造小売业”を构筑することで、物流品质の向上と物流业务の効率化を実现。现在中部エリアに点在する同社の物流拠点は25カ所。様々な食品を取り扱う同社は、物流の全行程において彻底したコールドチェーン体制が确立している。また、库内のレイアウトや物流システム、什器、设备の设计?开発にも细部にまでこだわり、サプライチェーン全体の物流システムを独自に构筑。近年は、先进の础滨やロボティクス革新による物流技术も积极的に导入するなど、より付加価値の高い物流サービスを提供し続けている。

可児チルド物流センター
可児ドライ物流センター
大型トラック ギガ

同社の物流体制の构筑やシステム开発に长く携わってきたという代表取缔役社长の小池孝幸氏。昨年6月からはグループを束ねる株式会社バローホールディングスの取缔役社长も兼任しており、製造小売业のさらなる発展に向けて事业を推进中である。小池社长は、バローグループの特徴について次のように语られた。

「バローグループは、商品を仕入れて店舗で贩売するだけではなく、グループで一部の商品を製造すると共に、物流业务を手がけているところが最大の特徴です。当社は、グループ1,350カ所以上の店舗を物流事业で24时间365日支えています」

会社概要
代表取締役社長 小池 孝幸 氏
会社名
中部兴产株式会社
所在地
岐阜県可児市大森字奥洞989-1
设立年月日
1969年
代表者
代表取締役社長 小池 孝幸
従业员数
1,283名
保有车両台数
76台

自社の强みを活かして「2024年问题」に対応

コールドチェーンシステムを确立した高度な物流施设やシステムづくり、多种多様な商品を製造から贩売までコントロールできる物流体制、さらに様々な物流机能を最适なかたちに组み合わせられるところが同社の强みである。原材料费の高腾などにより物流コストが上昇する中、これらの强みが追い风になる、と话されたのは执行役员の坂本部长である。

執行役員 企画部長兼設備部長
坂本 健太郎 氏

「运送のみ、保管のみといった部分最适では、できることが限られていますが、当社には多様な物流の仕组みや技术があり、状况に応じた物流サービスを提供することができます。例えば、业务を调整してリードタイムを短缩することで、纳品时间を変更することが可能です。つまりルールが変更できるといこと。そういう意味で当社の物流体制は视野が広いと言えるでしょう」

荷主?物流事业者?运送事业者それぞれに関わる「2024年问题」については、2年前から対策を検讨してきたという同社。小売が动かないと改革はできないと考え、需要予测や受発注情报の活用、在库コントロールによる在库削减など、様々な角度から业务の効率化に取り组んできたという。

同社初「エルフ贰痴」を导入

同社にエルフ贰痴(小型电気トラック)が导入されたのは今年7月のこと。バローグループは中长期経営方针において「サステナビリティ?ビジョン2030」を定めており、持続可能な社会の実现に向け、事业活动を通じて地域社会へ贡献することをめざしている。今回は、その一环としてエルフ贰痴を导入することになったそうだ。导入式に出席された小池社长にお话しを伺うことができた。

导入式で、いすゞ自动车中部の山田社长より、レプリカキーが小池社长に手渡された。

「本当はもっと早く导入したかったのですが、いすゞさんの市场での検証をしっかり実施してからという言叶を信じて待ち続けました。当面は、学校给食専用に使用する予定です。実际に运行させながら最适な利用方法を见极め、効果的に増车していきたいと考えています」

小型トラックエルフEV 冷凍バン 最大積載量:2.45トン普通充電器を設置
エルフEV 冷凍バン荷室

また物流部の长瀬次长は、エルフ贰痴の运行状况について、次のようにお话しされた。

物流部次長 長瀬 浩二 氏

「现在学校は夏休みなので、土日を除く5日间、総菜を运ぶ地场配送で使用しています。运行距离は1日130キロほど。乗务している女性ドライバーからは、とても静かで运転もしやすい、と报告を受けています。今后は环境への取り组みの一つとして、社外にも积极的にアピールしていきたいと考えています」

グループの成长を支える物流体制を进化させる

2029年度までには営业収益1兆円超を达成したいという小池社长。最后に今后の展望についてお话しを伺った。

代表取締役社長 小池 孝幸 氏

「グループの连携を密にしていく中で主要事业の竞争力を高め、関西エリアへの新规出店や地域一番店への挑戦を进めてまいります。そのためには、グループの成长を支える物流体制をさらに进化させていかなくてはなりません。物流はサービス业であり、行きつくところ“人”が一番の経営资源です。人材をしっかり育成し、日々の改善を実行できる现场力を高めてまいります」

物流を重要な経営资源として活用し、製造小売业としてグループを成长させてきた小池社长。今后も自身の知见と培ってきた経験を活かし、その経営手腕を遗憾なく発挥していくことだろう。バローグループは、製造小売业の新たなステージに降り立とうとしている。

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